評判いいしせっかくだし、とGAOの配信権を購入したわけですが、いろいろと言いたいぐらい良いものであったのでブログに書くことにしました。が、自分演劇など見ることのない田舎者であり、あっても学校が呼んだ古典的な演劇だったり素人劇だったり、2.5次元も「カードファイト!ヴァンガード」(先導アイチ:大平峻也 櫂トシキ:健人)のミュージカルを見た程度です。これもファンからの評判がよくて敬遠してた人たちが次第に劇場に足を運んでいった様がTwitterを通して見られた程のものであり、だからといってキャストさんに興味があるかっつーと大平峻也さんが刀剣の今剣ちゃんやってると知っては居ても手は伸びないなー程度の興味の持ちようです。
あと、自分は雪男ちゃん幸せになってくれと願っている人なのでそういうところしか目が行ってない自覚あります。
オープニング
世界観とか登場人物・キャスト紹介とか。
出来事の流れの途中にOPを挟み込むの、ドラマやアニメなどの映像作品ではよくあるけど演劇でもやっちゃうのか、と思ったりした件。
この時だけ燐兄さんは耳と尻尾をつけたのかな?尻尾可愛いけどアクションの邪魔になっちゃうからねい。メッフィーと燐兄さんの悪魔としての躾話を上手いこと挿入したなぁと。
仲間が次々と倒れていって、最後に雪男ちゃんが自殺するシーンがあるわけだけど、前者は主人公が最後にはそうある可能性があるみたいな象徴っぽく描かれたりすることも多いけど、後者は20巻最後のアレでしょうなぁ。あと、この時雪男ちゃんはコートの袖を下ろしてる。重要。
学園七不思議・白無垢
オカマの白無垢が強い。
つか、雪男ちゃん本気で嫌がっててなんかこう。それを見ている勝呂くんが腹を抱えて笑っているので、画面外の他のキャストさんはどういう反応だったのか見たかった気が。聞いたところによると、東京と神戸の最後の上演で雪男ちゃんが、神戸の最後で宝くんが餌食になると聞いたので、餌食にならなかった時のも見てみたいですねい。
このとき雪男ちゃんはコートの袖を捲ってる。重要。
学園七不思議・トイレの繭子さん
ウケとミケのアクロバットがカッコイイ。
あと女装。惜しいのは心の殺し方半端ない雪男ちゃんのコートが女性用のミニではなかったのでスカートかどうかわかんなかったことだと思う。次のシーンの為とはいえもったいな……。原作しえみちゃんの「燐はムキムキだね!」が実際ムキムキではなかったことから「燐、私より足細い」になってたの事実過ぎて笑えなかった。
子猫丸さん大活躍の絵画ネタは今後を考えると必要だとは思うんだけど、イルミナティ篇に関しては隊長に雪男ちゃんが存在するので泣く泣く省略されちゃったかなという感じですねい。アレで特攻・防御・必殺のフォーメーションが確率する様を見ると燐兄さんの青い炎が受け入れられている様にしみじみしちゃうわけなんですが。
学園祭
燐兄さん萌え袖。
そういえば舞台ではずっと祓魔師のお仕事中だったから制服姿の雪男ちゃんは初めてだったかもしれない。ダンパに申し込みするモブ女子さんを断る雪男ちゃん、綺麗な角度で頭を下げてたなぁ。
あと、3人でキャッキャウフフするシーンは原作でも凄く好きなシーンだったので、それもやってくれたことには感謝しかない。可愛い凄く可愛い。
毎回燐兄さんが行動する度に兄さんを呼ぶ雪男ちゃんとか。志摩くんに伸された燐兄さんの傍に真っ先に庇うように立つのも雪男ちゃんなんやな。
出雲への道中
燐兄さんがタダの馬鹿じゃないのがよく分かる勝呂くんを励ますシーン。勝呂くんもそのことがよく分かっているからこそ燐兄さんの言葉を素直に受け入れられるんだよなーとか双子の弟の方を見て思ったりする。
あと、しえみさんのお弁当爆弾食べた後のみんなの反応が好き。
おいなり横丁
外道院さんが外道院すぎて外道院としか呼べない外道院。体型の割に動きが素早かったりするのもほんと外道院さんで再現率が凄すぎる外道院さん。
雪男ちゃんの袖は降りている重要。
外道院さんもそうだけど、玉雲さんも漫画のコマで見た通りで凄い。九尾に乗っ取られた後のアクションとか。
悔しいけど配信だと燐兄さんがしえみさんになんて言ったか聞こえづらくて。でももぐもぐする燐兄さんに対するツッコミの間がなんか好き。
いなりゆめタウン突入
漫画でもそうだけど、何はともあれ兄さんな雪男ちゃん可愛い。
突入後、これは神戸の会場になってかららしいんだけれど、何故かみんな2階やら3階やらにばらばらになった後の奥村先生と生徒たちの会話が毎回違ったらしいんでちょっと知りたいですねい。つか、場を繋ぐ奥村先生大変だ。
分断後
ルシフェル様の半裸。つか、外道院意外とルシフェル様にべたべた触ってんのな。
出雲ちゃんの適合率が低いのに実験が強引に続けられると知った時の志摩くんのお顔がよい感じだったので、他にもこういう細かいシーンで表情を作ってるんだろうけど、画面の外だとわかんないし多分劇場でも見逃しちゃうんだろうなぁと思うとちょっと残念です。
あと外道院の妄想が70年代少女漫画的なのちゃんと再現しててわろた。
ゾンビさんたちはずっと舞台上で右往左往してて、それに対して分断されている筈の塾生たちがあちこちから出てきてそれに応戦するって演出は、人員的にリーズナブルで上手いなぁと。あと大量のニーちゃん掃除はちょっとシュールだった。
合流後
出雲ちゃんを助ける燐兄さんのシーン、上手いこと人が移動して漫画のシーンを再現しててほえーと。
志摩くんのアクロバットとか殺陣とか曲とかカッコイイ。どんどんクライマックスに近づいてる感。
あと、九尾の憑依に苦しむ出雲と、ゾンビを殺せなくて葛藤する燐兄さんを交互に見せる演出も上手いなぁ。出雲の助けて、で本能で何を守るべきなのかを選び取るシーンとかも、そんな出雲を抱きしめるのも、そういうのが見たかったんだよ、と思わせるのが。
殺陣はほんと雪男ちゃんカッコイイけど宝先輩もちゃんと戦ってるよね。
親子対面
九尾に囚われた出雲とそれを救おうとする玉雲の組み手は綺麗だなぁ。仲間が一人一人出雲に話しかけるシーン、燐兄さんの時は後に雪男ちゃんがいるのも凄く好きぃ。でも、その後外道院が悪魔化したあとに玉雲さんを抱えて連れてったのは雪男ちゃんだった。その後も出雲を運んでいたので隊長大変だ。
エンディング
残念ながら志摩くんの復帰はライトニングも関わっちゃうので省略。みんなに一発殴られながら最後に燐兄さんに裸に焼かれるシーンはちょっと見たかったけど仕方ないね。
あとはちゃんと雪男ちゃんが何かに悩んでいることを気づいている燐兄さんとか、雪男ちゃんに接触したルシフェル様のシーンはあって綺麗に収まった感。
最後、出雲としえみちゃんのシーンで勝呂くんと燐兄さんが騒いでいる向こうでちらちら見える雪男ちゃんは何をやってんだ。
総評
しえみちゃん役の人の声帯が花澤香奈。
アニメ化でもそうなんだけど、連載途中の原作の、これからの方向性とアニメ制作側の物語終結に向かう方向性が違うと、その辺りでどうしても違和感が生まれてしまうんだけど(例:アニメ一期)、この舞台に関してはそれを感じない上、見たいところをちゃんと見せてくれるのが絶賛の理由なんじゃろうなぁと。表現上や時間的問題で仕方なく削られる部分があるにしても、それをもの凄く精査しているからそれに不満を覚えない。安心して見ていられる。
客降りも頻繁にあるし、次があったら劇場で見たいなぁと思わせるに十分だったと思うですよ。複眼とか大変だろうけど。
あと、これは個人的なものなんだけど、学園七不思議→学園祭がなければ、円盤予約しようとは思わなかったかもしれない。普段の彼らも見たかったんだな。
まとめ
雪男ちゃんは幸せになってくれ