寝る前に漫画をぼちぼち読むのが習慣なわけですが、青エク20巻は読むのに時間がかかるなぁ的な。
で、読み直してると、雪男ちゃんが完全に壊れちゃった瞬間ってのが、例のパーティ後、シュラさんに母親であるユリ・エギンについて聞いた後の双子の会話のところ、自らの出自を知りたい雪男ちゃんに燐兄さんが「なんでそんなに知りたいんだ」と返した時なんだろうなぁ、と。
いくら似てないとはいえ、双子である以上父親も母親も同じ、生まれる直前までは同じ人の腹の中にいて、生まれる時間がずれただけのきょうだいである以上、雪男ちゃんは当然のように燐兄さんも出自を知りたいのだろうと思っていたんだろうなぁ、と。この「当然のように」の辺りが、無意識の兄に対する甘えみたいなもの、同じ血を引き、同じ状況であるが故に理解してくれると疑いもしなかったであろう箇所なわけなんだけど、これをすぱーんと燐兄さんに否定されちゃったわけです。
ここで燐兄さんの問いかけに応えていれば違ったんだろうけど、雪男ちゃんは理解を求めること、理解されることを諦めちゃってんですよね。平常時の雪男ちゃんならもうちょっと違ったかなぁ、でもやっぱりここで説明するかなぁ、その辺り微妙だけれど、このときの雪男ちゃんはもうぽっきり折れてしまってるから、独りであることをあっさりと受け入れてしまって、ここからもう兄に対しても完全に壁を作っちゃってんですよね。
なんだかんだと雪男ちゃんを良くも悪くも動かしてるのは結局燐兄さんなんだなぁ。
この後、しえみさんへの独白の中の「僕はひとりだ」はここに掛かるのかな、と。血とか絆云々ではなく、理解してくれる人がいないという意味で。
ちなみに、燐兄さんの心情的には
そーいえば青えく20巻のシュラさんに母親の話を聞いた後のシーン改めて読むと、燐兄さんは現状に幸福感を感じていて前に進むことを躊躇ってたのかなぁとか思ったりした
— (๑╹ω╹๑)<ニャー (@syobo) 2018年1月11日
楽しかったパーティの後だし、明らかな面倒事を拒絶したからこそ、雪男ちゃんにビビリって言われちゃったんだ
かなぁ、とか。