青の祓魔師第98話雪の果て(7)・SQ1803

前回は雪男ちゃんのターンだったので、今回は燐兄さんのターン。

というか、こういう風に出生の秘密を現在物質界に居る悪魔ツートップが双子それぞれに明かす展開になるとは思いもしなかったですよ。

 

それにしても、生きた人間の身体が焼けていくところなんてまだ高校生の彼らにはアレな状況ではなかったのかとか思ったりとか。夢に出てきそうな衝撃だよねぇ。

 

そういえば、メッフィーの執事?部下?のベリアルさんは、駆け落ちゲフン逃げ出そうとした双子に合流するつもりで駅に居たってのは何故なのかなぁとか思ったり。もしかしたら逃げたと見せかけてメッフィーが保護するつもりだったのか、それともベリアルも同行させて居場所を明確にしておくつもりだったのか。どっちにしろ二人をそのまま逃がすつもりはなかったっつーことかな、とか。まぁ、そりゃそうか。でも、逃亡劇に手を貸したということは、正十字騎士團に覚醒した雪男ちゃん(&左目の父上)を渡すつもりはなかったということかなと。

 

で、自らの炎で肉体が壊死した燐兄さんだけど、また脅威のスピードで再生した辺、「それまで人間の生を生きてきた燐兄さんが死んで完全に悪魔として再生してしまった」感があってあぁあ、みたいな。姿も色もどうやら以前とは違う模様、これが燐兄さんの悪魔としての本当の姿なのかなぁ、とか。いや、でもメッフィーもアマイモンもルシフェル様も、あの姿は憑依している器の人間の形だと思うし、どうなんだろう。

そいえば、尻尾の付け根にあった封印のアレ(名前失念)、肉体が壊死した時点で抜け落ちちゃったっぽい? でも二つの鍵(獅郎からもらったものと、祓魔塾の鍵かな? 他にあったっけ)と、それを通してる紐だけはちゃんとまだ残っててその根性に驚いたというか、鍵はともかく紐は普通の紐じゃないのか。

 

悪魔人格(みんな若君と呼んでるからそうする)といつもの燐兄さんの人格は二重人格的なものなのか、それとも悪魔の力の象徴なのか。つか、確かに根本は同じ性質なのに微妙にずれた感じなのはホント上手いよなぁと感心したりするのです。

でも、若君が意外とあっさり引いたのがちょっと気になったり。ここで拳を繰り出したのは喧嘩慣れした燐兄さん所以だと思うから、雪男ちゃんなら言葉負けしてたんじゃないかなぁ、とか。

 

何でメッフィーは自分の寝室に燐兄さんを寝かせてたのかがいまいち。大きなお屋敷だと思ってたけど意外と必要なものしかないこじんまりとした家なのかいやそんなはずは。それとも、そこが一番押さえつけられる場所だからかなぁ。この時点で、メッフィーは燐兄さんが若君なのかいつもの燐兄さんなのかを分かっていなかったっぽいですしね。

ていうか、燐兄さん弱点の尻尾どころか悪魔の心臓が剥き出しなんですが大丈夫なのかいろいろと。しかも、この時点でやっと額に角(こぶ?)みたいなのができてることが初めて分かったわけですが。

ルシフェル様も「君が自分の意思でここまで来てくれることが全て」と言ってて、この言葉の意味がイマイチわかんなかったんですが、今回メッフィーも「貴方がそう言い出すのを」待っていたと言ってるんですよねい。メッフィーの言葉の意味はなんとなく分かるけど、ルシフェル様のはちょっと不穏でまだよくわかんないなぁ。

次回が表紙らしいので、すっかり色が抜けた燐兄さんが一体何色なのかが分かるかな、かな。つか、ホント次が楽しみで仕方がないんですが毎日が辛い。

 

しえみさんに関しては、元々鍵がなければ辿り着けない祓魔屋の一人娘であること、どうも女系であること(父親の影が全く見えない)、手騎士は出自や血筋が関係することを考えると、ネフィリムなのかなぁと思ったり。