青の祓魔師第101話 SsC04:36・SQ1808

サブタイトルはアレですね。燐兄さんが過去に遡って元の時間軸でどのくらいの時間経ってるかってことですかね。

 

燐兄さんは直情型ではあるけれど、決して猪突ではないと自分は思っておるのです。ちゃんと考えて、そのとき自分の中にある情報と材料を鑑みてから、自分にできる最適を選んでる。ただ、材料にできるもの(経験とか)と情報(知識ともいう)が少ないので、どうしても雪男ちゃんにしてみれば無茶をやっているようにしか見えないんだろうなーと。

ちうわけで、ここに来て覚醒から後、必死に生きてきた燐兄さんが自分を振り返ることができるのは、コレからにとても必要なことなんじゃろうと思うのです。これができるのが燐兄さんの強みだとも思う。

自分のお話でも書いてるんだけど、燐兄さんは雪男ちゃんがいなかったら修道院から飛び出してたかもしんないなぁとか思ってたんですねい。学校行かなくても、居づらくてもちゃんと帰ったのは、双子の弟を置いていくことなんてできなかったからじゃないかと。

 

それにしても、意外にあっさりとユリさんの出自が分かっちゃいましたねい。ていうか、ここで出てきた情報もまた何か理由がありそうな気配がプンプンしているわけですが。「母親は病気で身動きとれず」「母方の祖父母は自殺」「母方は財閥だったけど解体後没落」。日本での財閥解体は戦後行われてるわけですが、その当時外国人のお金持ちが日本に存在できたのかどうかがちょっと自分には分からない。それに、この世界で成功してる一族の人って悪魔の王のネフィリムが多いんじゃないかなーとかうっすら思っていたりするんですが(宝さんちとかはサマエルネフィリムっぽいよね能力的に)、そうすっとやっぱりエギン家も悪魔の血筋なのかなーユリさん悪魔見えてるっぽいし、と。

ユリさんのご母堂にしても、病院ならば恐らくは施設や孤児院などを紹介されそうだけどそうせずにわざわざ外に置いていったということは、この街の公的施設に収容されたらどうなるかを知っていたという可能性も。そして、拾ったオクちゃんたちも元祓魔師だったからこそ、育ててくれたのかもしれないなーとか。

 

ユリさんご自身はかなり聡明な子だなぁという印象。突然つれて来られた場所の状況を把握しようとちゃんと質問できるのは小さいのに賢いと思う。お行儀がいいのも育ての親がよかったんだろうなぁ。何かと前向きなのは燐兄さんが似たのかも。でも「女子は(候補生に)選ばれやすい」という不穏な言葉が。ライトニングと勝呂くんが保存されたアサイラムを見て回った時に、分娩台が沢山並んでる部屋があったのを思い出すとこう。クローン技術でも母体は必要なのかな。

 

で、獅郎さんですが。やっぱりクローンの中でも突出して異質な性質だったみたいですねい。自我というか自立心というか。でも行動は燐兄さんが似ちゃったんですかね。あそこまで尖ってはないけど。ただ、15年に一度、実験体から候補生を出す、というのが微妙に解せぬ。15年に一度が何度も来るような長いスパンでクローン実験やってるのか、という驚きと、何故15年に一度「しか」ないのか。毎年でもいいんじゃないか駄目なのかなんでだ。

そして、このときの「一度でも悪魔の前に屈した時」「お願いをなんでも一つだけ聞いてください」てのは、双子関係だろうなー……。

 

つか、メッフィーもアサイラムを「クソみてーな所」だと思ってたんだなーと感心したというか。まぁメッフィー的にはルシフェルの為にわざわざ作ってやってる施設っつーこと自体気に入らないのかもしんないなぁ。

燐兄さんも敵か味方かの真っ二つしかない思考回路が分かりやすくてちょっと目頭を押さえたでござる。

 

この辺りは、ライトニングと勝呂くんが調べたことのおさらいになるわけだけど、燐兄さんは十三號セクションを知ってどう思うかなぁ。知識がありすぎていろいろと考えすぎる雪男ちゃんと違って、燐兄さんは聞いたこと見た事をそのまま受け止める人だとは思ってるけど。

 

あと、サラ雪的にはサバイバルに燐兄さんが一人いればご飯に困らないなと思いました。

 

さらにどうでもいいけど、黒田=ラムではないと思うぞだったらバーボン&スコッチを侵入させなくてもよくなるじゃない。的な突然のこにゃん。