青の祓魔師第115話 SsC23:17f・SQ1911

情報量が凄い。

 

とうとう青い夜で何が起こったのかが描かれるわけですが。アニメにも出ていた通り、やっぱりサタンが肉体を求めて右往左往した故のものだったわけですね。収まったということは彼が虚無界に戻ったわけで、一体何が切っ掛けだったのか。

 

というか、すでに壊れたサタンが何故るっしーをユリだと錯覚したんでしょうかね。悪魔として強いちからを感じたからそう思っただけ(サタンはすでに壊れているわけですから)かもしれないけど。

るっしーの行動は何が切っ掛けだったんだろ。最初は彼なりの好意(崩壊する肉体が辛いことは知っているので)かとも思ったんですが、自身が物質界に固執していることからそれはおかしいなと。ならば、直前のサタンの言葉「ほかにはなにもいらないあいし(てる)」に反射的に反応してしまったのか。ゆきおちゃんに対してもそんな感じで彼を殺そうとしましたよね。もしかして、るっしーって一度沸点超えたらさっくりヤるタイプなのかも。

それか、「まるで私だ」という言葉から、見苦しい姿を見ていられなかった? うーん、難しいな。現在ではサタンに新しい肉体をあげようとしているし。ううーん。

でも、このせいでサタンはユリが自分を裏切ったと思っちゃったわけです。今までを見ていた燐兄さんがサタンに感情移入しちゃうのは仕方ないか。もしかして、燐兄さんの中で倒すべきはるっしーとなったのかもしれない。

で、この場にエレミアがいたわけですが、彼はこの惨状をみて何を思ったんでしょうか。何か強い危機感を感じたとしたら、行動に出てもおかしくはないですよねい。

 

ここからは青い夜時点での現登場人物の様子が次々に現れるわけですが、シュラさんは青い夜によって人が炎に包まれる場面を見ているということでいいのか。エミなんとかさんはもう少し、と呟いているけど何がもう少しなのか。ネイガウス先生はかなり初期から「青い夜で妻と子供を亡くした」ことが判っていたけど、この状態で本人はどうやって生き残ったんだ。藤堂家の「父さん」ということは当時の当主か。女性が「子供がいるのよ」の子供は誉さんだろうか。つことはシュラさんと同じくらいの歳? 出雲ちゃんは誕生日からしてすでに産まれてますね。

明蛇宗についても、「長男がヤマンタカを受け継いでいたけど青い夜で亡くなってそのとき赤ん坊だった廉造に受け継がれた」ことは前もって出ていたけど、その様子がしっかりと描かれたことで廉造くんがあんな刹那系になってしまったのも判るというか、あそこまでしっかりとした長男坊と無意識に比べられるんだからそりゃ辛いよね。でも、「崖から落ちた時は八割方生きてる漫画法則」を思い出したけど、ヤマンタカくんが廉造くんに付いているということは、まぁ間違いはないんだろうな。

ライトニングの「凄い!」に変わってねーのかとわろうてしもうたけど、このときはメガネしてるんですね。今は視力の調整(というか、周囲を視ること)を悪魔使ってチョイチョイやってるのかもしれない。

ここで、シェミハザが娘を「シエミ」と呼んでることから、名前は代々襲名制なのかもしれんですね。しえみさんの誕生日からしてこのときのお腹の子供がしえみさんだと思われるわけですが、つか父親は一体どっから選ばれるんだ。そんでもって、「ここでしえみさんを身ごもった母親」が出てきたので、肉体タイムループしているというわけでもないことが証明されたわけですが、だとしたらしえみさんが失ってる記憶ってなんだろ。

 

さて、アグレッシブ赤子を祓魔しようとしている聖騎士たちですが、彼らは外の様子をまだ知らないわけですな。つまり獅郎さんも。医工騎士さんがその任務に忠実でよかったと思うけど、聖騎士の立場としてもすでに翻弄されまくってる赤子がもう一人増えるかもしれないと思うと母親ごとという判断もまぁ間違ってはない。獅郎さんも「殺してやる」の勢いで志願したのに、ユリさんの性格を良く知った声を掛けてあげるあたり。

 

でも産まれた推しは瀕死だったよねという。

 

さて、サタンはどうやってユリが産んだ自分の子供を知ったんですかね。そして、このとき健在だった聖騎士はどうなるのか。つか、予想はできるわけですがその後獅郎が聖騎士になってるわけですしね。

 

今回、原稿が未完成なところがあったけど、もしかして原画展の準備でどっちつかずになったのかもしれんですね。でもノートの燐兄さんは凄くかっこよすですよ。折れた倶利伽羅の刃を炎で作るんじゃねーかなと安直なことを思いつつ、悪魔の心臓を自分で隠せるようになったら黒髪に戻るのかなぁ、とか思ったり。

 

サラ雪のシュラさんの気持ちが痛い程判って辛い。でも楽しむって重要だと思うの。