青の祓魔師第118話 SsC23:17i・SQ2003

先月は出会った時の雪男逸話を獅郎さんは忘れていたわけですが、ここに来て思い出したわけですねよかったよかった。由来も知らずにゆきおちゃんに接していたとかじゃなくて本当によかった。

でもそう思えば、自身由来の名前をつけられたゆきおちゃん(身体が弱い只の人間だと後に判るとして)にどんな思いを持ってたんだろうなと。所以に7歳から祓魔塾に入れるなんてことをしたのかもしれない。少なくとも、何らかの対処方法を持って居たら生き残ることができると思ったのかも知れない。この辺りはまぁ、自分の想像なわけですけど。

 

以前、塾生時代のシュラさんに「生きてていい」と言ってて、この人が修羅場を潜ってきたからこそ言える言葉なんだろうなと思ってたわけですが、これまでを見ていてこの境地にたどり着いたのは本当にもう。生きたいという願望は、獅郎さんがセクションから逃げ出していた当時からずっと縋っていた願望で、それがあったからこそ実験に耐えてきたしメッフィーと取引して祓魔師になったし。獅郎さんの根本を象ってたものだったんだろうね。

 

つか、ここでリックが出てきたというか、彼は何も知らないままセクションの外の人になると思ってたんだけどなー……というか、これでユリを個人的に知る友人たちはみんな亡くなってしまったわけで、これでユリの話が今の祓魔師たちに噂のほども残ってない理由なわけですかと。

 

さて、るっしーですが、悪魔は本当に自分の欲望だけに素直なんだなぁ。情がないから、父(さたーん)を実験体だとしか思ってないし、それにトドメを刺したのは自分なのに全くそういう風には感じてない。情があることを一応は理解してるメッフィーのほうがまだ人間に理解があるんじゃないか。

ここでリックが庇った子がエンジェルですかね。容姿から恐らくはるっしーのクローン体だと思うけど、るっしーの光を浴びても肉体崩壊はしなかったということは、光耐性大なのか。そしてそれをエレミヤに見出されたと。

そいえば、エレミヤも植物を盾に使ってたけど、シェミハザのネフィリムの血筋なんでしょうか。シェミハザのネフィリムだけは力を残しているということだったから、もしかしたら近親婚を繰り返していた可能性も。エレミヤのるっしーに対する感情が測れずにいたのですが、この事件で対抗するべきと感じた可能性もありますねい。その対抗手段が現聖騎士のエンジェルなのかも。

 

「親方! 空からシェミハザが!」という台詞が脳裏を横切ったのは自分だけじゃないと信じたい。

るっしーに感じていたもにょもにょはシェミハザがしっかりと言語化してくれて自分はもう何も語ることはない。だけど、この時点で肉体が死を迎えたはずのるっしーは何故まだ物質界にいるんじゃろね。あの場にはクローンたちがたくさんいたから、そのどれかに一時的に避難でもしたんだろうか。エネなんとか博士も実験続けたいだろうしね……。

 

しかしここでなんでるっしーはさたーんを物質界に呼びたいんだろう。口では綺麗な言葉で飾ってたけど、思惑は別のところにありそうですぞ。

 

サラ雪のゆきおちゃんは鋼の精神を持って居るので不幸でも意外となんとかしそうなんですが、志摩家の四男はなんつーか、毎回不幸になってるような気がします。

青の祓魔師第117話 SsC23:17h・SQ2002

先月のカラー扉絵を見て「これ二人+赤子二人で逃げるとかないよなハハハ」とか思ってたんですがその通りだったでござるの巻。

 

さたーんはユリさんの「貴方のそれは愛じゃない」にショックを受けて獅郎さんの返り討ちにあったというか、その隙があったからこそ獅郎さんは辛うじて肉体を奪い返せたのかなとか思ったり。つか、ここでさたーん退場なわけですけど、これじゃさたーんは「命」がどんなものかを知らずに帰ってしまったのでは。もしかしてユリさんが亡くなっているということも理解できてない可能性。いや、言葉ではわかっていても、それがどういうことなのかをちゃんと判ってないとか。でなければ今まで結果的に失った命に対して何か思うところがあってもおかしくはないかなと。一応双子を「息子」であると理解はしてるっぽいけど、この辺りサマエルの入れ知恵もありそうな気も……。

あ、でも「祓えてない」って言ってるってことはまだ虚無界には戻ってないのかなかな。

 

ここでシェミハザが素顔を露わにしましたというか、しっかりしえみさんのおばあさんだったなぁ。でもだったら「藤棚の下敷きになって亡くなった」のは本当なんだろうか。しえみさんも記憶がどうのこうのらしいので、その辺り改修されている可能性もあるかなと。つか、そうなると祓魔屋のおかみさんがつまりは現在のシェミハザなわけで、それを聖騎士である獅郎さんが知らないとは思えないので(あ、でも知らなかった可能性もゼロではなさそうだけど)、何故祓魔師になったゆきおちゃんをしえみさんに会わせたのだろうと首を傾げたり。シェミハザ当人はともかく、しえみさんは大事な次代であるわけで、しかも引っ込み思案で友達もいないという状態で、何故魔神の落胤の片割れであるゆきおちゃんと引き合わせたのだろう。公式には双子は殺されたことになってたわけだけど……ううーん。

「シェミハザの皇気は細胞の活性化を促進する」ということは、しえみさんが燐兄さん覚醒の時に森を作り上げたのは、ニーちゃんを媒体としたそれだったのかな。シェミハザのユリさんに対する「しね」はまぁ、さたーんが彼女に執着している以上、また身体を探し回ってたくさんの人をころしてしまうのだから、上に立つ者として当然の言ではあるけれど。やることがある、のはガタガタになった正十字騎士團の立て直しか、或いは研究所の隠匿か。それとも、他になにかまだあるんでしょうかね。

 

ユリさんの「好きだねー隠れ家……」からの名付けがもう十分に最初の出会いを彷彿とさせてますねい。ここに来て名付けイベントが起こるわけですが、やっぱり兄さんの名前はさたーんから(当人も「まんま」という感想を漏らしてる)、でも獅郎さんは雪男の名付けの元になったイベントを覚えてなかったんですな。最初にユリさんが獅郎さんを見た時の感想が「雪男(ゆきおとこ)」だったってことは。でも隣で聞いてる燐兄さん(フードを被っているので透明状態)は気づいたっぽいですけど。

最初にユリさんが躓いた時のユリさんの目が気になるんだけど、もしかしてもう見えてなかったりしたんだろうか……。

 

ユリさんの「家族4人で過ごす四季の想像」がしんどくて辛い。双子の獅郎さんに対する回想でも七五三とか、クリスマスと誕生日がごっちゃになってるやつとか、あと海行ったりとか、そういうのがちゃんとあったような気がするから、きっと獅郎さんがユリさんの言葉通りのことをしてあげてたんだと思うと泣くしかないじゃないか。

 

あと、ユリさんの「兄弟仲良くね」は燐兄さんにとって呪縛にならないかちょっと心配でもある。今の状況的に。ゆきおちゃんも心底兄さんが憎いわけではないけれど、ううーん難しいねぇ。

 

ここからの獅郎さんの怒濤の本心の叫びはもう。ここで語るより今月号見ろよとしか言えないので。そしてそれを目の当たりにする燐兄さんの心境よ。そういえば彼はいつも死に際を見ているのね。獅郎さん然り。

このときの心の声が、「悪魔に負けた」ことになるのかな。

 

あと、一番最初に引き金を引いたルシフェルなにしてんでしょうね。

 

サラ雪のゆきおちゃんはどこまで藤堂の影に呪われているのだ……彼の精神鋼だから唯一の弱点ぽくて面白いけど。

青の祓魔師第116話(後編) SsC23:17g・SQ2001

ナンバリングは進んでないですね本当はここまで一話で収録したかった感じですか。

 

というか、情報がもりもり出てくるわけですが。

降魔剣は元々メッフィーが作ったとか(本当かどうか判らないというのもあるけれど、ここで嘘をついても仕方がないので本当だろうなと)、となると、元々剣の使い方を一番知っているのはメッフィーなわけですよ。この間勝呂くんのお父さんが「柄と鞘が大事」みたいなことを言っていたのを裏付けるように、獅郎さんが放った鞘を慌てて拾ってましたしね。

柄は虚無界に通じて鞘は扉になる、この剣が折れてしまった今、どういう形で燐兄さんの力になるんでしょうかねい。

ここで暴れる赤子時の自分と、獅郎さんの戦いを見るという状況に、燐兄さん本人はどう思ったのか。その後、獅郎さんに育てられてちゃんと生きているわけだから死ななかったことは確定事項なわけだし、獅郎さんは燐兄さんを守って亡くなってしまったわけだけれど、そういう未来があることを身を以て知っていてこそ、ですよねい。

 

心臓を封印したところで、心臓が破壊できない限り殺しても蘇る、だから半永久的に肉体を拘禁して破壊し続けなければならない=力が大きすぎて肉体という器に収まりきれずに破壊され続けるサタンやルシフェルがどういう人格になったのか、と言われてみればあー……確かになーと納得するしかないし、そこで赤子を母親の腕に戻すという選択をしたメッフィーすげーカッコイイ。もちろん、彼のことだから人間的な感情ではなく、何らかの打算があってこそ(そして彼はその先の何かを望んでいるわけで)だろーけれど。じゃなければ、「父さん」と呼ばれて無反応なのは本当に悪魔的ですよねい。聖騎士ですらこのときの為のコマでしかなかった可能性ありますし。

あ、あと燐兄さんもおかあさんにしっかりと抱かれてよかったよかったこのまま死別だとみているのに可哀想じゃろ。

 

つか、この聖騎士がメッフィーの「子供」なのか「巨人」なのか、或いは「クローン」なのか、何にせよこの頃の正十字騎士團は上層部が全員悪魔の血筋で固められているわけで、連載当初の悪魔を毛嫌いする風潮は一体どこから来ていたんだろうとか、聖騎士がメッフィーの血縁とはっきりと判って、何故三賢者とは別の位置にメッフィーがいるのかなんとなく判ったというか、この辺り考えると終わらなそうなんですが、当初の燐兄さんに対する裁判は、やっぱりメッフィーのお芝居だったような気がしないでもないですぞ。

 

サタンは「自分の子供」を認識できるのかってずっと思ってたわけですが、やっぱり最初は認識してなかったというか、そういう物体があることすらも判ってなかった感ですな。概念は別の概念を創造することはあっても、遺伝子と血肉を受け継ぐ子供ができるわけじゃないようですしね。でも、最初の燐兄さんとサタンの邂逅ではちゃんと燐兄さんを「息子」だと認識しているし、ゆきおちゃんのことも出来損ないとは言っているけれどちゃんと「息子」だとは思ってるっぽいんですよねい。これ、けっこう難しいところなんだけどどうするんだろう。

 

ところで、ここまでユリさんのサタンに対する感情には負の濁りはなかったと思うんですが、ここに来て拾って育ててくれたオクちゃんこと「奥村」氏を殺したのがサタン(燐火)であると知ってしまったわけですが。

これからどう動くんでしょうねい。

 

今まで新刊発売月は休載してたし。

 

光臨gはやっぱり見たいですねあいどりっしゅせぶんみたいにゆきおちゃんたちのライバルになればいいと思います。

あと、アニプレックスはそろそろソシャゲどうするのか発表すべき。制作会社まだ存在するんですかね。自社ソシャゲは全部終了してるっぽいし、となると恐らく余所の下請けで会社維持するしかないと思うんですが。