青の祓魔師第95話雪の果て(4)・SQ1712

今まではぼんやりとした範囲で感想を書いてたけど、これからはタイトルにサブタイトルまで書くことにしたというか後で自分で分からなくなって困ったんだっつーことで。

 

案の定、メッフィーを撃ったのは雪男ちゃんじゃなかったわけですが、それじゃ誰なんでしょうかね。イルミナティならそこまで姑息なことはしないと思うので、反政府組織か第3勢力……はどうなんだろ。

硝煙反応云々は前日まであれだけ撃ってたやーんという疑問があるかもだけど、いくら雪男ちゃんでもトイレに行って手は洗うだろうしそのとき自殺未遂までのものは洗い流されたんでしょう。その場で捕まってたし、わざわざ服を調べる必要はないですしね。

 

それにしても、自分的にはエンジェルの動揺っぷりが激しくて一体どうしたんだと思ったりですよ。悪魔アレルギーの潔癖症がそうさせたにしても、ううん? みたいな。

 

あと、燐兄さんのお兄ちゃんっぷりがらしいというか、凄いというか。自分の時は周りが勝手に決めていったことを受け入れて行ったのに、いざ雪男ちゃんの覚醒を知らされると「一緒に逃げる」「一人にはしない」とか言い出すし。しかも、ようやく手に入れた理解者たる仲間の前でだよ。これ見たときは雪男ちゃんむちゃくちゃ愛されてるなぁと思ったんだけど、ただそれを燐兄さんはちゃんと雪男ちゃんに伝えられるのか、伝わるのかとか思うとううーん。アレだろ、燐兄さん言葉で伝えるの下手だからさ、こう、すぐ手を出しそうな気がしてならないんじゃ。

しかも、ちゃんと自分の立場がどれだけ危ういのかを理解しているからこその言葉が出るわけですよ。

燐兄さんですら処刑保留なのに、雪男ちゃんはどうなるのか、無事に帰ってくるのか? もしかしたら、すぐに殺される可能性だってあるわけです。燐兄さんだってメッフィーの援護がなければあっさり殺されていた可能性があったわけですよ。しかも今はメッフィーが動ける状態じゃない。すぐにでもヴァチカンに連れて行かれてしまったら会う時間すらなくなってしまう。

 

つわけで、仲間の手助けを得て会いに行くわけだけど、どうなるんだろう。

 

ていうか、この回の全てを諦めてしまった雪男ちゃんはなんかこう、怖いくらいにふつくしかったですね。元々地味に美形だったわけだけどなんかこう、冷たい美しさというか。

でも、メッフィーの所に行ったのは何故だろう。一度死ぬ覚悟をしたのに自分の思惑が届かないところで阻止されて、しかもそれを志摩くんに見られていたわけですね。以前、志摩くんはメッフィーの命令で雪男ちゃんを見張ってるようなことを言っていたことがあったので、それを思うと「知っていながら何故」と思うわけですよ。お前が何も話さなかったんじゃろ、というのもあるんだけど、雪男ちゃんの性格が「負けず嫌いの意地っ張り」であり「まさかそんなヤバいものが宿ってるなんて思ってなかった」わけで、更に自分まで覚醒してしまうと兄を守るという立場すら失いかねないわけで、どこがどう繋がっているか分からないのに迂闊に話すわけにはいかなかったんだろうなと。変に頭が回る弊害でしょうなぁ。

で、恐らく衝動的にメッフィーの所に向かったんじゃろーなと。で、あんな風にあしらわれたらそりゃ怒りの火に油を注ぐようなもんじゃよ。ていうか、メッフィーは雪男ちゃんをどうしたんでしょうかね。燐兄さんは手元でちゃんと守っているのに、雪男ちゃんにはあんまり態度良くないですよねぇ。やっぱりガチ勢ルシフェル様に差し上げるつもりなのか、それまでがメッフィーの望む未来への通過点なのか。

 

でも、イルミナティ編の出雲への対応を思うに、メッフィーは決して人間に対して「悪い」悪魔ではないんだよねい。うーん。

 

まだいろいろ考えているけど、メッフィーとライトニングが動き出さない限り、話は悪い方向に転がって行きそうですねい。