青の祓魔師第99話雪の果て(8-b)・SQ1805

まさか99話が続くなんて思ってもみなかったわけですが、つことは次が100話なのか、それともまだ小アルファベットナンバリングが続くのか。つか、過去編は燐兄さん主観の話になりそうですし、サブタイトルも変わりそうな予感がしてますよ。ていうか、こうやって話数の調整もしているということは、すでに何話辺りで何がある、というような設計図が某FSS年表並に存在するのかもしれませんねい。

 

そして、奥村兄弟の出生の秘密と平行して、しえみさんの周囲の時間も動き始めたようですねい。魔法の鍵がなければ辿り着けない場所に住んでいると言うこと自体が何か曰くのある血筋なのだろうと思っていたのですが(他、悪魔の血を引いてる人は日本人らしくない髪色だったり瞳の色だったりする傾向があるっぽいので、そーだろーなーと)。しかし、賢座庁ということはやっぱり名前からしてシェミハザ(のネフィリム)ということなのかなぁ。

つか、このタイミングで賢座庁が迎えに来たというは何故だろう。正十字学園内でも危険だとグレゴリが判断したのだろうか。つか、しえみさんのお母さんって、あの祓魔屋のおかみさんだよねい?? まさか本当は別に母親がいるとか、そういうのじゃないですよねい?? そして、しえみさんが奥村兄弟と同じ歳というのは、偶然なんですかねい?? 戻ってない記憶ってなに?? つかいつのが抜け落ちてるのか?? 本人全く違和感感じてないっぽいけどこれはどういうこと。

賢座庁(本誌では漢字が違ったっぽいけど、21巻の手書きの組織表ではこっちの漢字だったので)の面々も、なんか凄くうさんくさい笑顔だし。対悪魔の前線に立ってる人たちと明らかに何か違うのが逆に怖い。それに、正十字騎士團自体、トップが悪魔の血を引いているというのに、物語初頭の燐兄さんに対する扱いが納得できないというか。魔神の血を引いてるから? でも彼らも魔神から生み出されたモノですよねい?? 最初からサマエルが脚本を書いた芝居だったんだろうか。ううーん。

しえみさんの事だけでもこんだけ謎が出てきたぞい。

 

あとですね。

伸ばされていた手を振り払っちゃったのは雪男ちゃん自身だから仕方ないねい。祓魔屋でしえみさんに慰めてもらおうとした、あの時がラストチャンスだったはず。あの時激情でもいいので、内心をさらけ出しておけばしえみさんを捕まえることもできたかもしれないのに、雪男ちゃんは最初から誰かに手を差し伸べられることを是としていないのだから、そりゃ無理というものです。しえみさんも諦めるしかなくなるよねい。

 

んでもって出雲ちゃん。これはここで「友達」と言えなかったことを後悔してどっか恥ずかしいシーンで叫ぶフラグ立ててしまったような気がします。頑張れ出雲ちゃん。でも一人で留守番は寂しいのでクロ遊んでやろうぜ。

 

勝呂くんにヴァチカンへの鍵を渡したのはメッフィーだろうし、そうするとメッフィーが動かしたい駒にライトニングも含まれているということかな。やや人格に問題があると言っても、近くにストッパー(という名の勝呂くん)を置いておくだけで奥村兄弟の直接的な敵に回ることはないかなぁ、と思ったりですよ。志摩くんに何かお願いしてるっぽいですしね。でもエンジェルに資料渡して使いこなせるのか……なんか脳筋というイメージが強いんだけど。

 

今回子猫さんルートが出てこなかったのはちょい残念。勝呂くんのお父さんと一緒に倶利伽羅の修復に尽力するんだろうけれど。

そういえば、アマイモンはしえみさんの事で怒ってるっぽいんですよね。黙ってたことで「兄上なんか嫌いだ!」なわけですので、やっぱりしえみさんのこと気に入ってたのかなぁ。シェミハザ自体は恐らくアマイモンより上位悪魔になるのかな? 自分の思い通りになる人間じゃなかったことが嫌なのかな?

ネイガウス先生もだけど、次々とメッフィーの元に全てが収束していっているけれど、でもメッフィー=時の王サマエルであり、その能力を十分に知っているはずの光の王ルシフェル様がどう動くのか、それが分からないので逆に怖いような気がするですよ。ルシフェル様の掌中にはすでに雪男ちゃんがいますしねい。

 

で、雪男ちゃんですが。

朝起きて、髭も生えてるしお腹も空く、それに何を思ったんでしょうかねい。栄養食品だけでも十分だと常日頃思っていた所に、本当に合理的にそれしか置いてなかったときの感覚はどうなんだろう。おめおめ死ぬ訳にはいかなかったから仕方ないとはいえ、もう燐兄さんのご飯食べられないなぁ、くらいのことは考えてたかもしれないと思うとちょっと切ない。

でも用意された服はきっちり着こなしている雪男ちゃんカッコイイ。

あと、