青の祓魔師第124話 無双 爛る・SQ2010

やっぱり燐兄さんの中には普段表にいる燐兄さんと、悪魔の燐兄さんがいるってことになるのかなと。以前、SQのあらすじで「燐の中のサタン」って書かれてたり、作中にも「全ての悪魔はサタンと繋がっている」みたいなことも書かれていたから、あれは燐兄さんの中にいるサタンの片鱗である可能性もあるかなぁと思ってたんだけど。

となると、産まれた時の大暴れっぷりを見るに、今の人格は獅郎さんの元で出来上がった人格なのかなーと。否、後からできたかりそめの人格とかそういう意味ではなく、人間って結局環境とかで人格が育つわけだから、「当たり前に人間として構築された人格」って感じの。

 

というか、ここでやはり助けが来ましたねい。誉さんは有能だからな。あっという間に駆逐されちゃったけど。

 

ゆきおちゃん的には燐兄さんを殴り倒せば勝ちというわけじゃなくて、自分の策の通りにコトが運べば「勝ち」なわけです。ゆきおちゃんは本気の燐兄さんに勝てるなんて思ってはなかったし、ここで燐兄さんがゆきおちゃんに殴り倒される程度ならばサタン憑きのゆきおちゃんを殺すなんて無理なので論外。だからゆきおちゃんも持てる知恵と力を最大限に発揮して燐兄さんに挑んだわけです。そうして悪魔人格を引き出して、自分を殺させれば「勝ち」。肉どころか骨まで全部くれてやってる状態、ゆきおちゃんはとことん策士系なんだなぁ。

だけど、最後の最後でゆきおちゃんは「ありがとう」って言っちゃうんですよ。これから続く一連の言葉は、ゆきおちゃんの偽りない感情だと思うんだけどどうだろ。つか、ここでありがとうが出てくるのに凄くびっくりしたんですよねい。

「生きる価値」直前まで燐兄さんが悩んでいたものそのもので、ゆきおちゃんは自分にその価値はないって言ってるわけです。ここで正気に戻る燐兄さん流石。そして、ここでゆきおちゃんが死を求める根本を理解するのも。でも、自分ら読者もそれは最初から無理だろと思って考えも及ばなかったんで兄さんマジですかやりますかと。ここからの一連はもう、うわー……(言葉にならない)。つかできるの燃やし分けるってできちゃうの。サタンが「母親」という言葉を出してもブレなかったのは、過去を見てきて得た燐兄さんの強さだよなぁ。

 

その後の「邪魔だ」の顔が、半分悪魔で半分人間なんですよねい。

 

 

つか、今刺さっている燐兄さんの炎の刃が抜けたらもう次はなさそうなんだけどこれ大丈夫なのか。あと子猫さんそろそろ出番来そうだ。そしてここでクロが出てくるのか……っ!

 

なんかもう、毎号凄いものを見せられてるけど来月は本当にどうなるんだ……また次号が待ち遠しいことになりそうですぞですぞご存じですぞ。なんかもういろいろ感じてはいるけど言葉にするの難しいですねともかく燐兄さん頑張れだ。